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ブログを変えました。
いつも見に来ていただき、ありがとうございます。
長年お世話になったこのブログですが、写真がアップできないため、下記に移転しました。
http://senkei450616.livedoor.blog/
ぜひ、次回からは、こちらをご覧くださいませ。
千溪
長年お世話になったこのブログですが、写真がアップできないため、下記に移転しました。
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千溪
2020年06月16日 Posted by SENKEI at 16:47 │Comments(0)
お稽古の後のお楽しみ。
いけばなのいろいろを知っていただきたく思い、毎日いけばなのことを書いております、千溪と申します。
いけばなをやったことがない方も、今お稽古をされている方も、既に教えておられる方にも、役立つ情報をお伝えできればと思っております。
今日は、「お稽古の後のお楽しみ」についてです。
先生のところで受ける自分のお稽古も、うちの生徒さんのお稽古でもそうなのですが、お稽古の後のお茶タイムが、お楽しみのひとつ。
私の先生は、おもてなしの方なので、お茶やお菓子など、たくさん用意してくださいます。
兄弟弟子さんたちとも、おしゃべりができる楽しい一時です。
私は、和菓子が大好きで有名(?)なのですが、それには理由があります。
なんと私、和菓子の日に産まれた人なのです。
和菓子の日があるのをご存知ですか???
陰暦の6月16日を嘉祥の日といい、疫気を払うため、16個の餅や菓子を神に供え、後に食べる行事があります。このお菓子のことを嘉祥菓子と言います。
このことから、6月16日が和菓子の日になったようです。
和菓子の虎屋さんでは、6月16日限定で籠に入ったこの嘉祥菓子を販売しますよ。ただし、予約制ですけどねっ。
いけばなのお稽古は厳しいなんて思われていたら、大間違い。
お稽古の後のお楽しみを楽しみにお稽古に行っている…なんて、私だけではないと思います。(笑)
さて、今日の写真のお花は、ギボシもしくはギボウシです。ギボシは、花と葉を合わせて使うのはもちろん、葉だけを何かと合わせて使うことも多いです。毎年必ず出てきて咲きますので、お庭にあると、お稽古には便利です。
では、明日も素敵な1日になりますように。
明日は、ぜひ、和菓子をいただきましょうね。
千溪
2020年06月15日 Posted by SENKEI at 19:45 │Comments(0)
室町時代のバイブルが…。
いけばなのいろいろを知っていただきたく思い、毎日いけばなのことを書いております、千溪と申します。
いけばなをやったことがない方も、今お稽古をされている方も、既に教えておられる方にも、役立つ情報をお伝えできればと思っております。
今日は、「室町時代のバイブル…。」についてです。
いけばなから少し離れてしまいますが、いけばなが動き出した室町時代のお話しです。
当時、芸事というと能が盛んでした。今日紹介したいのは、その日本最古の能楽書と言われている『風姿花伝』です。実はこの書、室町時代に流行ったわけではなく、流行ったのは明治になってからなのです。でも、今、読んでもビジネス書のバイブルと言っても過言ではない内容です。
実はこの書、昭和の頃までは、花伝書と言われていたこともあり、私も興味があったのですが、花というより、日本の美学の表現が素晴らしいです。
内容に関しては、このブログでぼちぼち書いていこうかと思います。これを書いた世阿弥が室町時代に思って書いたとは思えないほど、今の思いと一緒なんだと感動します。
感動して、みなさんにお伝えするのが、ワクワクします。楽しみにしていてください。
さて、今日の写真のお花は、夕焼けの立葵です。
ただ単に、逆光になってしまったのですが、なんか味があっていいかなぁと。
気にいらなかったら、ごめんなさい。
では、明日も素敵な1日になりますように。
千溪
2020年06月14日 Posted by SENKEI at 19:46 │Comments(0) │いけばなの概念
いけばなの始め方。
いけばなのいろいろを知っていただきたく思い、毎日いけばなのことを書いております、千溪と申します。
いけばなをやったことがない方も、今お稽古をされている方も、既に教えておられる方にも、役立つ情報をお伝えできればと思っております。
今日は、「いけばなの始め方。」についてです。
いけばなの始め方は、人それぞれです。
学生時代や会社に華道部があった。
家族や友達に誘われて。
花展などの体験コーナーに参加して…。
などなど。
いろいろなきっかけがあるかと思います。
きっかけがある方はよいのですが、きっかけがない場合もあります。
やってみたいけど、どうしたらいい???
そんな時は、今は、各流派、自分のお住まいなどの近くの先生をホームページなどで探す事ができます。住所や先生の顔写真などが載っていて、安心ですね。
では、流派って、どうやって決める???
流派は、とにかくたくさんあります。なので、ここがオススメです…なんてことは言えません。
ちなみに、みなさん意外と流派から入られる方は、少ないのかもしれません。たまたまこの流派だったという方が多いのかもしれません。
もちろん、じっくり勉強されて、この流派で学びたい…。というのも良いと思います。
流派の違いというのは、発祥などにより、花型やいけ方などが違います。もちろん、規模も歴史も違います。
それぞれの流派を研究してみて、自分の気に入ったところにするもよし、大きな花展などに足を運んでみて、自分が好きな花型の流派をチェックするのも良いのかと思います。
流派が決まり、先生が決まったら、お稽古開始です。進め方や準備するもの、お稽古の日時などは、先生により違うかと思いますので、先生に直接確認しましょう。
ちなみに、私のところは、月2~3回(希望次第)、開催日は毎日、お稽古時間は2時間、花器や剣山、おハサミなどの貸し出しあり。椅子に座ってのお稽古です。お稽古料金は、お月謝制ではなく、その都度1回ずつのお支払いです。最初のうちは、私がお花を用意しますが、慣れてきたら、花選びの勉強として、自分でお花を用意してきていただいてます。お免状などの資格取得可能です。
これは、あくまでも私のところのやり方ですので、お稽古場によりそれぞれ違います。詳しくは、自分の先生にお伺いするようにしてくださいね。
もし、まだまだわからない点があれば、お気軽にメッセージくださいね。
新しいことを始めるって、ワクワクしますね。
いけばなを楽しんでいただけると、私も嬉しいです。
一緒に勉強しましょうね。
今日の写真のお花は、エンジェルストランペットです。これも、切ってしまうと枯れてしまうため、いけばなとしては楽しまず、お庭で楽しみましょう。大きな花で写真を撮る方向が難しいですね。綺麗に撮れませんでした。
すみません。
では、明日も素敵な1日になりますように。
千溪
2020年06月13日 Posted by SENKEI at 20:12 │Comments(0) │いけばなのお稽古のこと
違いがわかる人はイケテる???
いけばなのいろいろを知っていただきたく思い、毎日いけばなのことを書いております、千溪と申します。
いけばなをやったことがない方も、今お稽古をされている方も、既に教えておられる方にも、役立つ情報をお伝えできればと思っております。
今日は、「違いがわかる人はイケテる???」についてです。
さてみなさん、いけばなはやったことがあっても、フラワーアレンジメントをやったことはありますでしょうか???
え?一緒じゃないの???
何が違うの???
なんて言っているあなた。イケテませんよ。
両方ともやったことはあるけど、イマイチ、違いがわからないという方もいらっしゃると思います。
また、違いはわかるけど、実際にやってみると一緒になってしまうという方も多いです。
いけばなをしていると、フラワーアレンジメントを習ったことがある方は、すぐにわかります。
そのくらい、違いがあるのに理解ができていないのは、非常に勿体無いですよね。
では、今日も結論である答えからいきますよ。
答え…。洋と和の違いです。
え~、そんなのわかってるよ~。
って、いう声が聞こえてきます。
でも、それがわかってないから、できないんです。
日本の文化は、欧米の文化と比べると独特です。
わかりやすいのが、お庭でしょうか。
欧米のお庭、そうですね、パリのベルサイユ宮殿とか、もっとわかりやすいのは、イギリスのイングリッシュガーデンなどを思い浮かべてください。正面から見ると、左右対称で作られてますよね。
それに対して、日本庭園の代表格、京都の龍安寺はいかがでしょうか???左右非対称どころか、石の大きさや方向、配置、角度など、全て違いますよね。
これを、切り花で生かしてあげるのが、フラワーアレンジメントといけばなの特徴の違いではないでしょうか。
左右対称にお花をたくさん使ってアレンジするのが、フラワーアレンジメント。
左右非対称で、そのお花の枝のライン、葉の向き、花の咲き方をその周りの空間までをもつかって表現するのが、いけばな。
いかがでしょうか???
言葉でいうのは、簡単なのかもしれません。
ただ、この違い、いけばなをされる方なら、必ず理解していただきたいことかと思います。
もし、わからないようでしたら、自分の先生に聞いてみてください。先生なら、きっと教えてくださるかと思います。
言葉でわからなければ、実際に両方を挑戦してみてください。
いけばなの良さ、フラワーアレンジメントの良さ、それぞれがわかると思います。
お花は楽しいですよ~。
さて、今日の写真のお花は、アガパンサスです。
丈の長いお花と、短めの葉を生かしていけてあげると、夏らしくて涼しげですね。
では、明日も素敵な1日になりますように。
千溪
2020年06月12日 Posted by SENKEI at 19:57 │Comments(0) │いけばなの概念
片付けが生産性を生む。
いけばなのいろいろを知っていただきたく思い、毎日いけばなのことを書いております、千溪と申します。
いけばなをやったことがない方も、今お稽古をされている方も、既に教えておられる方にも、役立つ情報をお伝えできればと思っております。
今日は、「片付けが生産性を生む。」についてです。
みなさんは、『片付け』好きですか???
私は好きです。
でも、嫌いな方も多いですよね。
どんどん散らかしてしまって、何がどこにあるか、わからなくなってしまい、探そうと思うとどこにもなくて、もう1つ買ってしまう…こんなこと、ありませんか???笑
いけばなにおいても、同じ事があります。
お道具も広げて、荷物も広げて、お花を広げる。自分のスペースいっぱいにものがあふれてしまって、お花をいけるスペースがないんじゃないですか???って人。あら、私のことだわ~なんて、笑っていませんか???
これ、お仕事でも、家事でも何にでも言えることですが、余計なものがありすぎると、時間がかかって効率が悪いですよね。
よく、お稽古の時にも言っているのですが、お稽古している周りを常に綺麗にしながら進めていくと、いけるのも早いですし、何よりいけたお花が綺麗になります。
片付けながらやると、効率もよく、生産性も良くなるということです。
生産性が良くなれば、時間もできて、他の事ができるようになる。良い事ばかりですね。
物を減らすということも応用編として、使えますよ。物が少ないだけで、探す時間がなくなりますので、効率よくなります。
ぜひ、明日から試してみてくださいね。
さて、今日の写真のお花は、フラワーアレンジメントのクラスで使ったトルコキキョウです。
いけばなでは、トルコキキョウは一重のものを使うことが多いですね。この八重のトルコキキョウは、ボリューム満点で、違うお花かのようですよね 。
では、明日も素敵な1日になりますように。
千溪
2020年06月11日 Posted by SENKEI at 19:49 │Comments(0) │いけばなのお稽古のこと
いつになっても勉強をたのしむ。
いけばなのいろいろを知っていただきたく思い、毎日いけばなのことを書いております、千溪と申します。
いけばなをやったことがない方も、今お稽古をされている方も、既に教えておられる方にも、役立つ情報をお伝えできればと思っております。
今日は、「いつになっても勉強をたのしむ。」についてです。
いけばなって、いつまでお稽古(勉強)すると思いますか???先生になるまで???そう考える方が多いのではないでしょうか。
今日も結論から言うと、「一生」です。
え?一生勉強してないといけないの???
そんなことはありません。勉強をやめるのは自由だと思います。ただ、ほとんどの方が、生涯勉強されているのは、事実です。
では、なぜみなさんそこまで勉強されるのでしょう。これは、私もはっきりわかります。
まず1つ目は、いけばながとにかく奥が深いからです。500年以上も歴史のある文化です。その時代により、環境も変化しております。ということは、その時代によって、お花のいけ方も違います。その時代のお花の流行りなどもあります。更に、季節によりいけ方が違うとなると、いくら勉強しても、時間は足りないですよね。30年以上勉強してきている私でも、まだまだ知らないことややったことがない技術や手法がたくさんあります。まだあと何十年かかるんだろうと思うくらいです。ただ、先が長いからもう飽きた…ということにはならないのが、いけばなです。勉強してもしても、楽しい。これがいつまでも勉強が続く秘訣かもしれないですね。
もう1つは、仲間です。
いけばなをいつまでも勉強し続けられるのは、同じ思いを持った仲間が、たくさんいるからです。
先生のお稽古場でのお仲間、同じ流派、支部のお仲間、学校などでのお仲間。どこにも同じ思いを持っている仲間がいるということです。
私も、今では国内にとどまらず、海外にもお友達が増えました。
一緒に勉強できる仲間がいるからこそ、続けられるんですよね。
まだまだこれからも、一緒に勉強できる仲間が増えるかと思うと、ワクワクしてきます。
…ということで、いけばなは一生勉強が楽しめるということ、解っていただけましたでしょうか???
余談ですが、いけばなをしていると、全国にお友達ができるので、全国の名産を楽しむことができたりしますよ。学校が始まる前などは、みなさんがお持ちになった、各地の美味しいものが、机の上に並べられているなんて光景、想像できますか???食いしん坊な私は、お勉強よりも、そちらの方が楽しみだったりして…。笑
さて、今日のお花は、うちの盆栽のさつきです。
5月に咲くイメージですが、今、街中にもたくさん咲いてますね。
では、明日も素敵な1日になりますように。
千溪
2020年06月10日 Posted by SENKEI at 20:41 │Comments(0) │いけばなのお稽古のこと
相手の心に響くお花をいける方法。
いけばなのいろいろを知っていただきたく思い、毎日いけばなのことを書いております、千溪と申します。
いけばなをやったことがない方も、今お稽古をされている方も、既に教えておられる方にも、役立つ情報をお伝えできればと思っております。
今日は、「相手の心に響くお花をいける方法」についてです。
お花が上手くなりたいなぁ~なんて、みなさん思っているのではないでしょうか。私もです。上手くなりたければ、お稽古あるのみ…なんて、努力に努力を重ねる根性論も必要ですね。私は好きですよ。でも、それだけではないところがあるのも事実。
では、どうしたらよいのでしょうか???
結論から言うと、今日、自分の手元にあるお花と向き合うということ。お花の咲き方、葉のつき方、茎や枝の曲がり方、お花たちの組み合わせ方、それぞれの見せ方など、全てとじっくり向き合うことです。とにかく息するのを忘れてしまうくらい、集中してみてください。息を止めてしまってはいけませんが…。笑
綺麗にいけてあげようという気持ちも大切ですが、それよりも、じっくりお花と向き合うことで、そのお花の良さを引き出してあげる…これが気がつかないうちに、「綺麗」に繋がっているのです。
しかも、その綺麗は、人の心に届きます。
私は、「あなたのあの時のあのお花、本当に綺麗でしたね~。」と言っていただけることが、何より嬉しいです。その場で言っていただけるのも嬉しいのですが、時間が経っても、私のお花がその方の印象に残っていた、その方の心に響いたんだって思えることの方が、もっともっと嬉しいです。
相手の心に響くお花、いけられるといいですね。
今日の写真のお花は、もうピークは去りましたが、まだ咲いている品種がいくつかあるクレマチスです。
下を向いて咲くタイプなので、下から覗き込んで撮りました。
では、明日も素敵な1日になりますように。
千溪
2020年06月09日 Posted by SENKEI at 20:25 │Comments(0) │いけばなのお稽古のこと
インプットもして、アウトプットもするいけばな。
いけばなのいろいろを知っていただきたく思い、毎日いけばなのことを書いております、千溪と申します。
いけばなをやったことがない方も、今お稽古をされている方も、既に教えておられる方にも、役立つ情報をお伝えできればと思っております。
今日は、「インプットもして、アウトプットもするいけばな。」についてです。
お稽古をしていくと、お花の名前も覚えようとか、この花はこうやっていけよう、こうやって使うと綺麗とか、技法に手法、とにかく知らない間に覚えることがたくさんになってます。しかもいけばなのお稽古は、季節を追っていくので、1年に1度しか、このお花は使わない、正しく言うと、季節が過ぎてしまえば、1年に1度しか使えないお花がたくさんあります。それもまた、毎年毎年お稽古できればよいのですが、数年に1度しかお稽古できないなんてお花もあります。みなさんは、これ、覚えていられますか???
私は、まず無理です。
そこで、私のお稽古は、必ず記録用のA4の紙をお渡ししています。
これには、今日のお稽古のテーマ、花型、使ったお花の名前、いけた感想、その絵を描いていただいています。自分が思ったことや、私から指摘を受けたことなど、みなさん細かく書いています。
いけばなは、とにかく奥が深いです。私も、いろいろなことをお伝えするので、みなさんも覚えておくために、しっかり書いていただいてます。もちろん、忘れてしまうこともあるかとは思いますが、見直すこともできるので、習得がとても速くなります。
お稽古は、インプットするだけでは、忘れてしまいます。写真を撮っただけで満足してしまわないでください。しっかりアウトプットもして、習得し、上達していきましょう。これは、とてもおすすめです。
今日の写真のお花は、もうピークは去りましたが、まだ咲いている品種がいくつかあるクレマチスです。
ピンクはかわいいですね。
では、明日も素敵な1日になりますように。
千溪
2020年06月08日 Posted by SENKEI at 20:38 │Comments(0) │いけばなのお稽古のこと
いけばなのお稽古って、怖くない???
いけばなのいろいろを知っていただきたく思い、毎日書いております、千溪と申します。
いけばなをやったことがない方も、今お稽古をされている方も、教えておられる方にも、役に立つ情報をお伝えできればと思っております。
さて今日は、お稽古についてです。
お稽古の仕方は、先生によって全然違います。
昭和の頃は、先生がいけたものを真似して、全く同じようにいけるなんてお稽古の仕方もあったようです。しかし、これは間違いかもしれません。
お花というのは、枝、葉、花、全てにおいて違います。全く同じはありません。なので、同じようにいけるというお稽古よりは、今日、自分の手元に用意されたお花をしっかり見て、その良さを生かしてあげるといったお稽古の仕方の方がよろしいのではないかと思います。
今は、洋室で机の上で椅子に座ってお稽古するのが普通だと思います。勿論、畳の上で正座をして…というところもあるかもしれません。
それもまた、凛として、集中力が増して、お花が綺麗に入りそうですね。
私のところでは、初心者の方でない限り、お花は自分で選び、お持ちいただいてます。自宅のお庭に咲いているお花や葉と、足りない分はお花やさんで用意していただいてます。季節を感じていただきたいのと、お花の合わせ方を勉強していただきたいからです。お持ちいただいたお花がたくさんになってしまうこともありますし、足りない時もあります。それもまた、勉強です。お花やさんも、1つではありません。いろんな個性を持ったお花やさんがあります。みなさん、お花だけでなく、お花やさんの開拓もされています。こんな風に書くと、大変そうなんて心配になってしまうかもしれませんが、みなさん、とっても楽しんでます。新しいお花やさんを見つけた時などは、すぐに私に教えてくれます。お稽古の当日に行かれたり、前もって予約をしておいたり、みなさん、工夫されています。お花を選ぶところから、お稽古が始まっているのです。楽しいですよ。
もちろん、初心者の方は、私が用意しますのでご安心ください。
お稽古では、所作などもお伝えします。
難しいことは1つもありません。ただ、外に出た時に、失礼のないよう、そして恥ずかしい思いをしないよう、いろいろお伝えしてます。このような所作は、いけばなの時だけでなく、普段でも役に立つことなので、逆にみなさん教えてほしいと言われます。
いけるお花に関しては、花型は事前にお伝えしておくようにしているので、自分でいけていただき、出来上がり次第、見させていただいてます。
ちなみに花器は、自分でお持ちのものを使ったり、アトリエにもたくさんありますので、それを使っていたたいたりしています。
いけた後は、そのまま花器の貸し出しもしていますので、安心してください。
私のところは、みなさん、お車で来られますので、いけたお花をそのまま持ち帰ることも、普通です。お家に帰っていけ直すとこもなかったりします。
はさみと手を拭くタオルだけお持ちいただけれは、最悪、身一つでもお稽古できるように、なつています。
お稽古が終わると、お茶をいただいて終わります。お稽古の時間は、だいたい2時間です。
花型にもよりますが、早い方だと、2瓶いけることもあります。時間内でしたら、それは全然構いません。
私のところでは、このような感じでお稽古をしております。お稽古中も、最近の出来事やテレビのことなど、おしゃべりは絶えません。決して、厳しいお稽古とはいえませんね。笑
楽しくお稽古させていただいてます。
昔ながらといいますか、いけばなだから、無言で厳しくお稽古しているところなんて、今時あるのかしら…という感じです。
いけばなは、敷居が高いなどとよく言われますが、全くそのようなことはありません。
どちらのお稽古場も、体験レッスンなどができるかと思いますので、いけばなをやってみようかと思っていらっしゃるようでしたら、お問い合わせしてみてください。
お稽古の日にちは、決まっているところが殆どかと思われます。お問い合わせの際にご確認ください。ちなみに、うちは毎日開催してますが、フラワーアレンジメントやプリザーブドフラワーのクラスの方もいますので、クラスだけは分けています。こちらもお問い合わせくださいませ。
以上、いけばなのお稽古についてでした。
参考まで…。
今日の写真のお花は、ストケシアです。
このストケシアも切ってしまうと、枯れてしまいます。いけばなには向かないお花で残念ですね。
お庭でたくさん増えますので、お庭で楽しみましょう。
明日も素敵な1日になりますように。
千溪
2020年06月07日 Posted by SENKEI at 20:59 │Comments(0) │いけばなの概念
風情こそが、いけばなの美???
今日は、生徒さんの作品です。
ご自宅からお持ちになった紫陽花を活けました。
いけばなのお稽古では、季節を大切にしますので、ご自宅のお庭に咲いているお花や葉などをお持ちいただき、活けていただくことは普通です。自分で水揚げなどもしますので、とても勉強になるかと思います。また、何より、風情が楽しめます。
この風情というものに、みなさん活けるのにとても苦戦されます。何かというと、お庭に咲いていた状態を花器に自然に表現していただくだけなのです。ただ、これが難しいと。
買ってくるお花というものは、ハウスなどで栽培され、まっすぐ真上に伸びたようなお花ですよね。フラワーアレンジメントなどは、そのようなお花の方が活けやすいです。ただ、これには風情がありません。
自然に咲いていたお花をそのまま生かしてあげる、その姿がいけばなです。もっというと、更にその周りの空間までをも巻き込むのがいけばなです。
日本人が持っているこの独特な感覚。
絶対に他の国の方には、表現できないものです。
生まれ持った感覚が自分の中にあることを、ぜひ知っていただきたいかと思います。
日本人として生まれて良かったと思える素晴らしいことです。
誇りに思いましょう。
お庭にお花があったら、飾ってみてください。
まっすぐなものもあれば、曲がったものもあるかと思います。それが風情です。そして、それを生かしてあげるのがいけばなです。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
明日も素敵な1日になりますように。
千溪
2020年06月06日 Posted by SENKEI at 20:31 │Comments(0) │いけばなの概念
花より団子だけど、団子より花???
明日、6月6日は『いけばなの日』です。
芸事は、6歳の6月6日より始めると上達すると言われ、この日がいけばなの日となったようです。
いけばなのお誕生日ということで、私としては、ケーキでもいただこうかと思います。明日の生徒さんたちは、ラッキーかも???
食いしん坊な私ですが、今日の写真は、たわわに実った枇杷です。今が旬ですね。なぜ枇杷???先生、枇杷も好きなの???なんて言われそうですが、私にとっては、枇杷は大切です。確かに、実も好んでいただきますが、大切なのは、葉です。
いけばなの花型の中に、この枇杷の葉が重要な役割をすることがあります。たかが葉でしょ???と思うかもしれませんが、この葉の大きさや向きの1つ1つが重要な役割をしてきます。
私は、いけばなのお稽古でも、フラワーアレンジメントのレッスンでも、この1つ1つの花葉の役割については、いつも説明させていただいてます。この役割が解ってくると、断然上達します。お花がとても綺麗になります。ほんの少しの違いも解るようになってきます。このポイントを見逃さないためにも、葉遣いは大切に思っていただけると嬉しいです。
みなさまも、試してみてくださいね。
…ということで、本日は、『花より団子』が私の本性ですが、『団子より花』がいけばなとしての思いです。
明日も素敵な1日になりますように。
千溪
2020年06月05日 Posted by SENKEI at 20:51 │Comments(0) │いけばなと季節
微かな季節の違いも見逃さない。
お花はとても正直者で、その季節がくるとしっかり芽を出し、茎が伸び、花を咲かせます。
彼岸花などは、1日の狂いもなく咲きますよね。
本当に確実なお仕事をしてくれてます。
お花をいかすいけばなは、この季節の変化をとても大切にします。春には芽が出たような姿を、夏は天まで伸びた姿、秋には色が変わった姿、そして冬は枯れ果てた姿。また、もっと細かい描写もあります。その花の旬を過ぎてもいけていることを、晩花と言います。旬の過ぎたお魚やお野菜を晩魚とか晩菜なんて言って、楽しむことはないですよね。
いけばなは、こんな微かな季節の違いも感じます。こんなことができるのは、四季がある日本だからこその文化ですね。
変化のない生活をされて苦痛だなんて思っている方がいらしたら、ぜひこのいけばなの楽しさを伝えてみてください。日々の変化がとても楽しく思えるかと思います。
私は、食いしん坊なので季節の食材も楽しみますし、季節の和菓子も大好きです。和菓子のことは、また後日も書かせていただきます。
さて、明日は24節気の1つ、芒種です。
稲や麦など穂の出る植物の種をまく時期になったという意味です。えっ???と思った方もいると思います。稲って、ゴールデンウィークに田植えしたけど…って。そうです。24節気は、昔、中国の内陸部で決められたものなので、日本とは少しズレが招じています。昨日のズレの話しが、また出てきましたが。笑。ただ、暦は、季節を分ける大切な役割を果たしていますので、私はとても大切にしています。ぜひ、皆様も微かな違いを感じとってくださいね。それだけで、毎日が楽しくなります。
今日のお花は、時計草です。
切ってしまうと枯れてしまうので、いけばなには使えませんが、お庭で楽しんでください。
明日も素敵な1日をお過ごしください。
千溪
2020年06月04日 Posted by SENKEI at 20:27 │Comments(0) │いけばなと季節
人気がないのは、ズレてるから???
いけばなのことをいろいろ研究している千溪です。
今日は、いけばなの人気についてです。
いけばなの人気には波があります。
今は…というと、波が引いている時なのでしょうか。
昭和の頃はとても人気があり、盛んだったという話しもよく聞きます。花嫁修業のために女子は全員お花を習っていたとも。ただ昭和の終わりの頃には、その人気も後退してきているといった記事を読んだことがあります。
事実、私は平成に入ってからお稽古を始めたのですが、その頃、周囲にお花のお稽古をしている友人は、いませんでした。花嫁修業のためにお花のお稽古をするという習慣は、終わっていました。
なんでもそうですが、人気が出るのにも理由がありますが、逆に陰りが見えてくるにも理由がある。なぜ、いけばなの人気に陰りが出始めてしまったのか。
一番に考えられるのが、環境の変化です。
平成になる頃には、お花を飾る床の間も、和室さえないお宅が多くなりました。
また、洋風のフラワーアレンジメントの普及もあったのかと思います。
更に、私が考えるには、ニーズのズレが招じていたのではないかと思います。
同世代から同世代に継がれるものと違って、いけばなは、おばあちゃんがお孫さんに伝えるような感覚があったのかと思います。この教え方、習い方のズレが、今のいけばなが歩んでいる道になってしまっている気がします。
ここが修正できないと、伝わっていかない気がします。今からでも遅くありません。みなさんで修正ができていけたら…と思います。
頑張ってこのズレをなくして、御弟子さんを一人でも多く増やしていきましよう。
今日は、色付き始めた紫陽花です。
ピンクがかわいいですね。
それでは、明日も良い1日をお過ごしください。
千溪
2020年06月03日 Posted by SENKEI at 20:31 │Comments(0) │いけばなの概念
男性がいけばなを習う時代がくる???
いけばなは、女性が嗜むもの。
ほとんどのみなさまがそう思っていることと思います。
確かに、今お稽古されているのは圧倒的に女性が多いですね。
男性がお花をいけるなんて…と思っていらっしゃる方も多いはず。
実は、女性がいけばなをするようになったのは、意外にも最近です。
明治時代に入り、女性教育が盛んになってからの話しです。
大河ドラマはお好きですか???私は大好きなので、よく例えとしてお稽古中にもお話しをするのですが、綾瀬はるかさんが主演された『八重の桜』(2013年)を覚えていらっしゃいますか???
八重さんが京都に移り住み、女性教育に力を入れた場面が出てきましたよね。
その頃から、いけばなは女性が嗜むものとなっていきました。
それ以前、戦国時代、江戸時代中頃までは、なんと、男性の嗜みだったのです。
男性がお花を嗜んでいたという件は、また後日詳しく書きますね。
とにかく、いけばなは女性に限った文化なのではなく、性別関係なく楽しめる文化であるということです。
ちなみに、男性の方が手先が器用なので、お花は男性の方が綺麗だという説もありますよ。笑
女性陣、頑張りましょうね。
今日のお花は、咲いたばかりでまだ若い山ぼうしです。
明日も楽しい1日になりますように。
千溪
2020年06月02日 Posted by SENKEI at 20:59 │Comments(0) │いけばなの歴史
『千溪いけばな研究所』として
ご無沙汰しております。
千溪です。
ブログへの写真の投稿ができず、
他のSNSで近況報告しておりましたか、
久々、文章が書きたくなり、
このブログを『千溪いけばな研究所』として
いけばなのことを綴っていこうと思います。
これは、いけばなのことを伝えるためだけでなく
自分の思いを記録する場にもさせていただこうかと思います。
さて、まずは永遠のテーマでもある、『いけばなとは…。』についてです。
これには、いつになっても答えか出ないのが現実です。結論、今日も答えは出ないです。
『いけばなは、私の人生そのもの』という方もいれば、『いけばなは、伝えなければいけない日本の伝統文化』だという方もいます。
すぺて、間違ってはいないと思います。
でも、それだけではない答えが、まだあるはずなのです。
まだまだ道半ばの私にとっては、答えが出ないのは、当たり前なのか…。
この答えは、私が死ぬ直前に解る気がします。
それまで考えに考える答えなのではないでしょうか。
みなさんにとっての、『いけはなとは…。』何ですか???
明日も素敵な1日になりますように。
千溪
2020年06月01日 Posted by SENKEI at 20:22 │Comments(0) │いけばなの概念
青年部花展。
立花新風体の株分け。
季節がら、
立花新風体の株分けに
挑戦しました。
何でも、挑戦することが大切。
まだまだ、前に進みます。
千溪
2018年07月10日 Posted by SENKEI at 22:17 │Comments(0) │立花新風体
現代的ないけばな。
現代的な草のお花だけの立花正風体。
赤いガラスの花器は、
横幅60センチほどある、
大きな器です。
千溪